2008年 実弾射撃記 GOSRにて


◎3日目



景色
朝8:00起床。
海が綺麗でいい眺め。



朝飯。
昨日余ったバター入りパンを食べた。
パンの外にも砂糖がまぶしてあって非常に栄養値が高そうだ。


9:00。
予約時間通りホテルのロビーにGOSRの鈴木氏が到着。
自分の他に2人お客さんが先に車に乗っていました。

途中、日本人が経営するコンビニで飲み物と昼飯を購入。
道中は島の海岸沿いを結構長いこと走りました。
海綺麗だねぇ。

GOSR到着。
ボーッとしてて事務所の写真撮り忘れてしまった・・・
事務所の様子とかはGOSRのHPのブログにたっぷり載ってますので興味あったら是非見てください。

さて、今日の銃と弾ですが弾については日本で事前に下記コースを予約しました。
・米陸軍レンジャーコース
・ハンドガンコース
レンジャーコースはレンジマスターであるジョー氏の詳しいレクチャーの元、射撃できます。
(ジョー氏は元軍人だそうです)
会話は全部英語ですので英語分からない方は・・・・・フィーリングを頼りにしましょう(笑)

銃を選び事務所のすぐ隣にある射場へ。


・GOSR 1st stage
レンジ1
まず最初は全てのお客さんがここでジョー氏のレクチャーの元、銃の取り扱い方を学びます。
4番レンジがありませんがオーナーの鈴木氏が4という数字が嫌いなため、ワザと抜かしてあるそうです。
15m先にはペーパーのマンシルエットがありそれにまず練習で撃ちます。
弾込めはもちろん自分で全部やります。
というか弾込めは射撃における重要なプロセスなので頼みでもしない限り必ずやらせます! と帰りの車内での鈴木オーナー談w

銃声は射撃面以外が壁で囲まれているので屋外レンジにしては大きめな音が響きます。
前日にバカスカ撃ってましたがそれでも第一発目の銃声の大きさにびびった程です。
練習が終わったら次のステージへ。



・GOSR 2nd stage
レンジ2レンジ3
1st stageから出てきてびっくり。
めちゃくちゃ広いです。
タイヤには風船、地面にはジュース缶が設置されています。
風船は風で揺れるのでなかなか当てるのが難しい。

左の写真に写ってるオレンジのマンシルエットターゲットは1st stageのレンジのターゲットです。



・GOSR 3rd stage
レンジ4レンジ5
2nd stageの隣にあるレンジです。
GOSRのブログに「GOSRのVIPエリア」と記されておりましたw
今回レンジャーコースの指導の時には大体コチラでやりました。
写真のように大小さまざまなスチールプレート、窓をかたどった板、バリケードが置いてあります。
ただ撃つだけでなくこれらを使って色々な撃ち方や訓練が出来るようになっております。



ではまず撃った銃の感想、
その後にレンジャーコースで教わったことを記します。



・ワルサーP38 弾:9mmルガー
P38
ルパン三世等が使ってることで有名なあの銃です。
是非とも一回は撃ってみたいなと思っていました。

弾を込める。
マガジンスプリングは硬くなく割とスムーズに給弾でした。
銃を握る。
結構スリムで小さいです。
これだけ小さいと反動が鋭くきつそうです。

トリガーを引き発射!
・・・
柔らかいマイルドな反動。思ったよりきつくない反動でした。
それでも銃が跳ね上がりが結構大きかった。
反動を殺す筋力とスキルがないと連射は難しいですね。



・M4
M4
写真撮り忘れたので動画から(汗
今日の射撃で唯一のライフル。
レンジャーコースで伏せ、座射、立射、歩き撃ち2タップ等やりました。

銃を撃った感想。
この銃、撃った瞬間に頬付けしてる側の耳になかでボルトが動いている音が聞こえます。
ガショキン!ガショキン!と甲高い特徴的な音ですね。
1発1発いかにも撃っていると感じがして面白いです。
ビデオカメラで撮った音声では銃声にかき消されて聞こえませんが・・・

今回は10発速射を経験してきました。
1発の反動はそんなに大きくないですがやはり連射となると反動でコントロールが難しいですね。
2タップか3点バーストが一番丁度いいと思います。





・ベレッタPX4ストーム  弾:9mmルガー
PX4
ダイハード4.0で敵が持ってましたね。
ベレッタの新しいモデルと言うことでレンタルして撃ってみました。

外観。
クーガーに似ていると思うのは私だけでしょうか?
握ってみる。
曲線を描いたグリップとプラスチック製の柔らかい感触。
握った感触はベレッタM92FSよりちょっと細く感じました。
グリップの太さは部品交換で変更可能だそうですのでコレより太い、あるいはもっと細いやつがあるのかもしれません。
今回レンタルした銃のグリップのフィット感はなかなか良かったです。

撃ってみる。
・・・
お、M92Fよりちょっと跳ね上がりが大きい。
きつくない柔らかい反動ですがM92Fよりコンパクトな分だけキックが強くなったのでしょうか。

しかし撃っている最中、M92Fより跳ね上がりは大きいものの銃が上手く反動を逃がしてくれている感じがしました。
詳しくは知りませんがロータリーバレルとやらのおかげでしょうか?
撃ってて射手に優しい銃だな、と思いました。






・スタームルガーP90   弾:45ACP
スタームルガーP90

スライドは結構大きくでゴツイですがグリップは細く握りやすい銃です。
グリップは丸みを帯びていて柔らかい感触。

撃ってみると45ACPの割りにはマイルドで優しい反動。
トリガーのキレもいい感じ。
でかいスライドが細いグリップの上でガシャコンガシャコン動きます。
ガバ程のシャープはないですが1発1発確実に作動させている感じがしますね。






・グロック17   弾:9mmルガー
グロック17

グアム射撃旅行で毎回撃ってる私のレギュラー銃(笑)
今回レンジャーコースで集弾訓練に使用して一段とお気に入りになりました。
トリガーブルの時間がやや長い銃ですが力のかかり方に変な癖はなくいい感じです。

毎回9mmにしてはきつい反動と書いていましたが今回はそうきつく感じなかった。
前日に357マグナムや44マグナムを沢山撃ったおかげかもしれませんね。





・グロック21   弾:45ACP
グロック21

グロック17の45ACP版です。
見た目は殆どグロック17ですが持ってみるとその太さにびっくり。
感触は別の銃とまではいかないものの明らかにグロック17とは異なります。
テーブルからグロック17を撃とうと思ってコレを間違って掴んだ瞬間に間違えたと分かるくらいでした。

弾を込め撃ってみる。
・・・
45ACPらしい野太い撃ち応えのある反動。
しかし銃が太いおかげか、マイルドな反動です。
トリガーの感触はグロック17と大差なし。

9mmのグロック17を使ってる人が45ACP使いたい時はコレを選択するといいかもしれませんね。







・SPRINGFIELD ARMORY M1911    弾:45ACP
SPRINGFIELD ARMORY M1911

ガバメント系の45口径。
このタイプも毎回撃ってる銃ですね。

撃ってみると非常にキレよくシャープな動き。
反動は金属のグリップセフティがダイレクトに反動を伝えてきてきつい感じです。
グロック21やP90の方が反動は優しいかもしれません。
しかしそれでもガバメントは好きなので沢山撃ちたくなってしまうんですよね。
次回があればまたガバ系はレンタルすると思います。





・コルトパイソン 6インチ   弾:357マグナム
パイソン

やっと調子の良いパイソンに出会えました。
前回は4インチを別所で撃ったんですがダブルアクションが調子悪くてちょっと残念でした。

前日に357マグナム沢山撃ったからまぁ大丈夫だろうと思って撃ってみたら・・・
・・・
結構きつい反動でした。
グリップはラバーなんですが硬くて細く、反動が局所に集中したせいかもしれませんね。
油断大敵。
片手撃ちも挑戦してみましたが銃に振り回されてとてもシティーハンターみたいにはいきません。







・ベレッタM92FS   弾:9mmルガー
ベレッタ

毎度お馴染みベレッタです。
今回デコッキング操作をやらせていただきました。
レバーは硬くなくスッと落ちる。
安全にハンマーが戻る機構ですがチャンバーに弾が残っているので銃口の向きには要注意。






・H&K USP   弾:9mmルガー
USP

コレも毎度お馴染みですね。
特に欠点らしいものがないいい銃だと思います。
今回5発速射やってきましたが射手の腕が悪く全然当たりませんでした(汗
速射自体はスカッとして楽しいですけどねw






・デザートイーグル   弾:44マグナム
DE

44マグナムバージョンのデザートイーグルです。
ギラギラのクロームシルバーが渋い。

撃ってみた感想。
リボルバーの44マグナムに比べるとはるかにマイルドな反動です。
44マグナムにしては撃ちやすいかも。

この銃のスライド、めちゃくちゃ重たかったです(汗
前日撃ったの50AEのはもっと軽かったような・・・
どうやらオーナーによってコンディションは変わるようです。

撃ちやすいので試しに2タップしてみたらジャムりました(汗
スライドが空薬莢を噛んだのでスライドを引いて空薬莢を落とし再装填。

ラスト1発で何とか水ボトルにヒットさせて射撃終了。
締めが当たってよかった(笑)





撃った銃は以上です。

以下レンジャーコースにてやった内容で印象に残ったことを記します。
著者は英語がからっきしの為、受けた説明と記載した内容が若干間違ってるかもしれません。
(ジョーさん間違ってたらごめんなさい)


○集弾訓練
使用銃はグロック17。
5発10m先のペーパーターゲットに着弾を集めます。
まず1st stageで撃ったペーパーターゲットの弾痕見つつ説明を受ける。
ターゲット
↑1st Stageで最初に15m先のターゲットにM92FSで1マガジン10発を2本、計20発撃った結果です。
ど素人らしくバラバラ(汗
ジョー氏曰く
・狙点がしっかり決まっていない、どこに狙点を定めているか分からない状態だ。
・弾痕が近くに寄り添っているところ(弾痕がくっついているOKの印ところ)は狙点が固定されている証拠なのでコレはOKだ。
・狙点は重要だ。狙点を変えてはいけない
とのこと。
言われて振り返ると私は狙いを「点」ではなく「面」で捉えているところがあったかもしれないと感じた。
「面で捉えている」というのは照門と照星を「ターゲットに合わせ」て「ここくらいならいいだろう」的な誤差の大きい狙い。
ジュース缶を狙って撃つ時に照準が缶の上にのっていれば缶のどこでもよし、という感じでしょうか。
それに対し「点で捉える」というのは文字通り「1点を狙う」狙い。
照門と照星を「ターゲットの決まった位置に常に合わせ」撃つ狙いです。
こちらはジュース缶を狙う時に缶の中心の一点を定めそこに集中しそこを狙点にして撃つという感じです。

目的によっては「面」で捉えて撃つ方が良い場合もあるかもしれませんが
点数の書かれたターゲットにこのような狙い方をして撃てば散るのは納得です。

さて、訓練の方ですが
10m先のボール紙に書かれた円に5発1セットを撃ちます。
円の中に目印がないので自分の視界内で円内に目印を作ります。
5発撃つ毎にターゲットを確認。
前より狙点を意識して撃ったおかげか、3発くらいは弾痕が繋がるが2発くらいは離れてしまっている。
ジョー氏に指摘を受ける
「また狙点が変わってないか?」
「呼吸時の上下に揺れている時に撃ってはダメ」
狙点は・・・変えてないつもりだがもしかしたら変わってるかも。
それと呼吸時に撃ってたのか・・・止めて撃ってたつもりだがかすかに呼吸してたらしい。

それらを意識して1発10秒かけて撃つ。
結果は・・・おお、まだ全部弾痕繋がってはないけどだいぶまとまったぞ。
ちょっと感動。

次はターゲットから一回銃を離しても狙点を変えないで覚える訓練。
1発だけ込めたマガジンを5本用意。
号令でマガジンを入れ初弾を装填、そして撃つ。
撃ったら次のマガジンを持ちまた号令でマガジン挿入、初弾装填、発射。
これを繰り返し計5発1セットでターゲットを確認する。

1発撃つ毎に照準を外さなければならず狙点を覚えておくのに気をつかいました。

しかし集中して撃つとすごい消耗しますね。
5発撃っただけなのに撃ち終わった後に気をゆるめた瞬間に思わず脱力。




○バリケード撃ち
バリケード
窓をかたどった板の@〜Cの各場所から2タップ、計8発撃ちます。
的は前方にあるスチールプレート、8枚あるが好きなやつ狙っていいとのこと。
最初はマイペースで、次は20秒以内でやることに。
やはり制限時間つけられると焦りますね。

何回かやったあと、今度は板のもう半分を使って左手で撃つ。
著者は右手が利き手なので難易度が更に上がる。
右手に比べペースはかなり落ちたがなんとか当たった。
締めは右手と同じく20秒で。
慣れない左撃ちに制限時間付き・・・ヒット率はかなり下がりました(^^;




○M4 スタンディング、ニーリング、ブローン撃ち
立ち、膝立ち、伏せ撃ち各種やりました。
伏せ撃ちは立ち、膝立ちと違って反動が逃げないので連射するとちょっときつかったです。
照準が一番ぶれないので狙う分にはよかったですね。
短時間の射撃では意外にも立って撃つのが一番楽でした。




○スチールプレート撃ち
READY・・・GO!の合図でホルスターから銃を抜きスチールプレートを撃っていきます。
黙々と撃つのもいいですがこういう合図の元で撃っていると
シューティングマッチに出場しているみたいでより面白いですね。



○デコッキングを使った射撃
まず合図の元、バリケードから出つつ銃をホルスターから抜き、スチールプレートを撃ち、
バリケードに隠れてデコッキングをしてホルスターに銃を納め
再び合図のもとバリケードから出つつ抜いて撃つ。
デコッキングをした銃の初弾のみダブルアクションになるので撃つ時に今まで感覚が違って戸惑います。
とっさに当てるには訓練がいりますね。




おおまかな射撃風景は以上の感じです。
GOSRでの感想ですが
レンジが横に凄く広いので開放感があります。
3rdSTAGEにはスチールプレートやバリケード等の射撃訓練の施設面でも充実してるので
事前の準備がなくても色々な射撃方法が試すことができます。
銃の種類がまだ少ない感がありますがこれからに期待です。


17:30の閉館(?)ギリギリまで楽しんでGOSRでの射撃は終了。
再び鈴木氏にホテルまで送迎していただきました。
色々雑談しましたがGOSRのHPに書いてある通り、本当に豪快な方ですw
各種ミリタリー雑誌の中のこと等を聞けて面白かったです。
レンジャーコースの指導をして下さったジョー氏、送迎をして下さった鈴木氏、大変お世話になりました m(__)m


ホテルに着いてからは飯を食いに外へ出る。
ロイヤルオーキッドの隣にある店のチキン&リブコンボ(だったっけ?)がお勧めと鈴木氏に教えてもらったのでそれを食いにいった。
チキン&リブコンボ
多分コレだと思います。
値段は15ドル以下でホテルロードの店にしては安い。
味ですが確かに美味かったです。
どこが骨かさっぱり分からなかったので全部丸かじりして削ぎながら食った。
まわりから見たらとても野蛮な光景だったかもしれませんw


食事後はホテルロードをフラフラ散策。
次の日は早朝便に乗って帰るので早めに就寝。

4日目、何事も無く無事に帰国しました。


以上が今回のグアム射撃旅行レポートになります。
今回TORIとGOSRの2店舗で撃ちましたがどちらも甲乙つけがたいですね。
どちらで撃っても存分に楽しめましたので
今のところはもしまた2日間連続で撃てるなら一日ずつ両方に行く・・・と言った感じでしょうか(笑)
今後のサービス内容の展開に期待です。

また時間とお金に都合がついたら行きたいと思います。




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